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1986年07月 gogoトレイン

国鉄末期の1986年(昭和61年)7月に当時の高崎第二機関区に保存されていた、準鉄道記念物でもあるEF55が復活運転を遂げるという報が入りました。
夏休み最初の7月25日(金)〜27日(日)に運転されるのが決定しました。
26日(土)は 特急つばめ号が走り、沼津機関区での機関車展示会に行きましたので、27日(日)に行くことにしました。

尾久駅にて 大宮工場の横を走る
尾久駅にて 大宮工場の横を走る
●上野駅から高崎線の普通電車に乗車です。次の尾久駅は、客車の一大基地でした。写真の客車はマニ36 2332でした。電車だらけの現在とは違う光景でした。
●大宮駅を出て東北本線と別れる直前から、大宮工場の横を走ります。赤い気動車はキハ25 304(水ミト)。
大宮工場の横を走る 上信電鉄デハ20型
大宮工場の横を走る 上信電鉄デハ20型
●更に進むと、大宮工場の解体場の横を走ります。EF58は解体中で、DD13 231とキニ58は解体待ちの状態です。
●高崎駅に到着直前に上信電鉄が合流します。置いてあるのはデハ23と22でした。
高崎駅 高崎駅
高崎駅 高崎駅
●高崎駅に着いて、接続の水上行に乗り換えて先を急ぎます。
●発車直前にgogoトレインが入線してきました。
キヨスクのアップ
キヨスクのアップ
●上の写真のキヨスク部分をアップしてみました。
●今となっては、駅ホームにもコンビニが進出してきていますが、この当時では旅行のお供となるものは、だいたいキヨスクで購入していました。
●狭い店ながら、いろんな物が揃っていました。当時は冷房車が少なかったので、真夏の季節は冷凍物には人気がありました。
水上にて gogoトレイン到着
水上にて

gogoトレイン到着

●水上駅に先回りします。駅には165系電車が停車中、しばらくするとgogoトレインが到着しました。
最高部はスエ78 テールマークの取り付け
最後部はスエ78 テールマークの取り付け
●この当時、12系・14系客車は定期列車や多客臨に多く使われ、機関車との整合性を合わせるためか当時、地方で現役だった旧型客車が使われました。
●旅客車は水戸地区で1985年まで使われていたもので、高萩駅構内で廃車前提で留置されていたものを持ってきて整備されました。
スハフ42 2173 オハ47 2261
スハフ43 2173 オハ47 2261
●スハフ42 2173は唯一のアルミサッシ車ですが、近代化改修は未施行です。車内はペンキベタ塗りの似非近代化改装車です。
オハ47 2266 オハ47 2246
オハ47 2266 オハ47 2246
●中間の4両はオハ47で揃えられました。全車が近代化改装車で、1982年11月までは尾久にいた車輛です。
オハ47 2239 スハフ42 2071
オハ47 2239 スハフ42 2071
●スハフ42 2071は近代化改装されていますが、初期の近代化改装車のためトイレ窓の改造は施されていません。
スエ78 15 八木原駅
スエ78 15 八木原駅
●高崎寄りには戦災復旧車であるスエ78 15が連結されていました。イベントカーとして使われていたかと思います。
●この客車は秋田から持ってきたもので、当時余剰荷物車は大量にあったのに3軸ボギーの救援車を持ってくるとは。何かしらの計らいがあったのでしょうか。
●上りのgogoトレインが途中の八木沢駅で待避するので先回りしました。八木原駅舎は現在でも、ほぼ変わらずあります。
貨物列車通過 gogoトレイン八木原駅到着
貨物列車通過 gogoトレイン八木原駅到着
●上越線の貨物列車の牽引機はEF64 1000になりました。
●gogoトレインが入線してきました。現在と違って殺伐とした雰囲気もなく、自由に撮影しています。
入念に手入れ 客車との連結部
入念に手入れ 客車との連結部
●八木原駅に到着した列車は、御老体を労るかのように足回りを念入りにチェックしています。
●EF55は常に流線型のほうが先頭で運転されるため、反対側は当時の機関車と同様にデッキが付いた構造になっています。
八木原駅に停車中のgogoトレイン 八木原駅に停車中のgogoトレイン
八木原駅に停車中のgogoトレイン 八木原駅に停車中のgogoトレイン
●停車時間を利用して、皆思い思いの写真を撮影していました。今のような殺伐とした雰囲気はありませんでした。
特急鳥海通過 gogoトレイン出発
特急鳥海通過 gogoトレイン出発
●特急鳥海は1987年11月の上越新幹線開業に伴い、上野〜秋田・青森の特急いなほのうち、上野〜青森間の列車を存置させて名称を変えたものです。(いなほ号は新潟〜秋田・青森に変更)
gogoトレイン出発 gogoトレイン出発
gogoトレイン出発 gogoトレイン出発
●特急鳥海号の通過を待って発射します。下りホームの高崎方に移動しましたが、カメラマンはほとんどいなかった状態でした。。
gogoトレイン出発 gogoトレイン出発
gogoトレイン出発 gogoトレイン出発
●スエ78のデッキ部分にはドアがない状態になっていました。
165系普通電車 上熊谷駅通過
165系普通電車 上熊谷駅通過
●新前橋に移動して新前橋始発の電車を待ちます。下りホームには165系の普通電車が来ました。
●国鉄末期は急行の廃止で余剰になった急行型電車は地方の普通電車に投入され、捻出された近郊型電車を首都圏の通勤電車増強用に使われました。
●地方でこのような電車に当たると冷房付きで(当時の近郊型は非冷房が多かった)空気ばね台車の乗り心地で得した気分になりました。
●熊谷駅に着く直前に秩父鉄道の上熊谷駅を通過しますが、1983年5月いっぱいで廃止になった東武熊谷線の駅名(おおはた駅)が残されていました。
EF59 11 ED16 4
EF59 11 ED16 4
●大宮駅に到着すると使われていない12番ホームでプチ電気機関車展示会をやっていました。
●EF59 11はEF53 2を改造した山陽線瀬野〜八本松間の貨物列車用の補助機関車です。
●ED16 4は中央線や上越線での勾配線区用の機関車で、晩年は青梅線奥多摩駅からの石灰石輸送に使われていました。
EF58 93 EF15 200
EF58 93青大将色 EF15 200
●大宮駅12番ホームは、非電化時代の川越線のものでした。現在は柵が設置されて使われていません。
●EF58 93は元は浜松機関区の所属で東海道線の荷物列車に使われていました。前年に青大将色に塗り替えられ、前面窓も原型小窓に戻されました。
●EF15 200は元は高崎第二機関区の所属で首都圏近郊の貨物列車牽引に使われていました。関東地区にしては珍しいシールドビーム改造車(通称ブタ鼻)でした。

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