いろいろな鉄塔に行く 送電線を追ってに行く 発電所・変電所巡りに行く その他の電気施設に行く 送電線考古学に行く 注意書きギャラリーに行く 東武鉄道に行く 国鉄・JRに行く その他の私鉄に行く 編成記録に行く 旅の記録に行く 歩き旅に行く

上野発のその他の列車

ここでは、上野駅で見かけた他の列車を紹介します。

昼間の急行列車たち

急行列車は地味の存在ながら、きめ細やかに運転されていました。
なすの3号 なすの8号とわたらせ4号
なすの3号(1981年07月上野〜日暮里駅間にて) なすの8号とわたらせ4号(1982年09月小山駅にて)
●なすの号は、主に東北本線の直流区間を走る急行です。列車によっては日光号や わたらせ号を併結します。
草津3号
草津3号(1982年05月上野駅にて)
●草津号は吾妻線直通の急行で、列車によっては ゆけむり号や あかぎ号を併結します。
●高崎線方面の一部の急行列車は1982年03月頃から新幹線リレー号用の185系に置き換わっていました。
ときわ7号 ときわ6号
ときわ7号(1982年05月上野駅にて) ときわ6号(1982年10月北千住〜綾瀬駅間にて)
●ときわ号は常磐線を走る急行で、基本は交直流急行型電車ですが水郡線直通急行の奥久慈号併結列車は気動車急行となっていました。

昼行急行列車一覧(上野発着のみ)

列車名 運転区間 経由 本数 車両型式 備考
いわて 上野〜盛岡 東北本線 1往復 455系電車  
まつしま 上野〜仙台 東北本線 4往復 455系電車 1往復は上野〜郡山間季節列車
おが 上野〜秋田 奥羽本線 1往復 58系気動車  
ざおう 上野〜山形 奥羽本線 1往復 58系気動車 季節列車
ざおう 山形→上野 奥羽本線 0.5往復 455系電車  
あずま 上野〜福島 東北本線 1往復 455系電車  
いいで 上野〜新潟 磐越西線 1往復 58系気動車  
ばんだい 上野〜喜多方 磐越西線 4.5往復 455系電車 一部会津若松発着、季節列車もあり
なすの 白河→上野 東北本線 0.5往復 455系電車  
なすの 上野〜黒磯 東北本線 4往復 165系電車 一部宇都宮発着、季節列車もあり
日光 上野〜日光 日光線 3往復 165系電車 一部区間普通列車あり、季節列車もあり
わたらせ 上野〜高崎 両毛線 2往復 165系電車 両毛線内快速列車、一部桐生発着
つくばね 上野〜勝田 水戸線 1往復 455系電車 結城〜勝田間普通列車
もりおか 上野〜盛岡 常磐線 2往復 455系電車  
ときわ 上野〜仙台 常磐線 6.5往復 455系電車 一部相馬・平・水戸発着、一部区間普通列車あり
ときわ 上野〜平 常磐線 2往復 58系気動車  
奥久慈 上野〜郡山 水郡線 2往復 58系気動車 一部磐城石川・常陸太田発着、一部区間普通列車あり
佐渡 上野〜新潟 上越線 3往復 165系電車  
よねやま 上野〜直江津 上越線 1往復 165系電車  
ゆけむり 上野〜水上 上越線 6往復 165系電車 一部185系電車で運転、一部区間普通列車あり
草津 上野〜万座・鹿沢口 吾妻線 5往復 165系電車 一部185系電車で運転、一部区間普通列車あり
あかぎ 上野〜前橋 両毛線 3.5往復 165系電車 一部185系電車で運転、一部普通列車として小山・桐生発着あり
妙高 上野〜直江津 信越本線 3往復 169系電車 一部妙高高原発着
信州 上野〜長野 信越本線 4.5往復 169系電車 一部区間普通列車あり、季節列車もあり
志賀 上野〜湯田中 信越本線 2往復 169系電車 屋代より長野電鉄線に直通、季節列車もあり
軽井沢 上野〜中軽井沢 信越本線 1往復 185系電車 季節列車

上野駅発の普通列車

上野発の普通列車は常磐線3往復と高崎線の1往復を除き。全て電車となっています。。
直流区間である東北本線と高崎線系統は115系が主で急行の間合い運用で165系・185系・455系が入り、交流区間に跨る常磐線は401系・403系・415系と急行間合いの455系なります。
急行型間合いの車輛にはグリーン車も連結されていますが、東海道本線と違い普通列車のグリーン車扱いではなく普通車扱いとなっていました。

勝田行6451M(1982年11月上野駅にて)

上野行480M(1981年07月上野駅にて)

●401系は新性能近郊電車の草分け的存在で、左の初期型は153系と同様に低運転台になっています。右は後期型で高運転台になっています。
880M上熊谷
長岡行729M(1982年07月上野駅にて) 上野行880M(1982年09月上熊谷駅にて)
●上越線にも長距離鈍行が存在しており、日に3往復上野〜長岡間の列車がありました。上野方には荷物電車が併結されていました。これは、73系改造のクモニ83です。
●上野行880Mは高崎線の列車ですが、上野方にクモニ143とクモユ141が連結さています。これは信越本線332Mからの継承で、1978年10月改正まで客車で運転されていました。
●この当時の普通電車にも列車番号を表示していましたが、現在と違い必ずしも正確ではなく、運用前後の列車番号が表示されることが多かったです。

上野駅に来た珍客

この時期に撮影できた上野駅を訪れた珍しい列車を紹介します。

東京北局お座敷列車 東京北局お座敷列車
東京北局お座敷列車(1982年09月日暮里〜上野駅間にて) 東京北局お座敷列車(1982年09月上野駅にて)
●12系改造のお座敷列車です。JR化後の「なごやか」になる車輛で、この当時は愛称等はなく、配置区である尾久客車区の電略「オク」から「オク座」なんて言われていました。
EF58 122(1982年10月上野駅にて)
●EF58 122は当時宇都宮機関区所属で、上野方の前面窓のHゴムが白黒半分になっているのが特徴でした。

上野〜東京間の東北本線を走る回送列車

この当時、東北新幹線は大宮駅暫定開業で、上野〜大宮間も工事中でした。
この当時、尾久客車区〜品川客車区間の回送列車や東北本線〜東海道本線の回送列車もこちらを経由していました。

EF58 12 東京南局お座敷列車
EF58 12(1982年07月上野駅にて) 東京南局お座敷列車(1982年07月上野駅にて)
●東京方面から、品川区のお座敷列車が来ました。この列車は、上の12系改造よりも古い時代のお座敷列車でスロ62改造のスロ81です。
EF58 14 団臨14系
EF58 14(1982年07月上野駅にて) 団臨14系(1982年07月上野駅にて)
●こちらは14系の団体列車です。
●上の2つの牽引機は東京機関区所属のEF58で、車体を新造したグループで先台車の車軸が丸見えなのが特徴です。
キハ40甲種輸送列車
キハ40甲種輸送列車(1982年06月上野駅にて)
キハ40甲種輸送列車 キハ40甲種輸送列車
キハ40甲種輸送列車(1981年06月上野駅にて) キハ40甲種輸送列車(1982年06月上野駅にて)
●宇都宮富士重で製造されたキハ40系を四国まで輸送する列車です。ゴハチの側面を見ると電暖表示灯がないことから、東京区のゴハチでしょうか。
●次位は高崎のオハフ33 2355でした。新製のキハ40は10両程度は繋がっていたかと思われます。ナショナルカラーテレビの看板も懐かしいです。

上野駅前のようす

41年の時の流れ、どう見えるでしょうか。

上野駅正面玄関
上野駅正面玄関(1981年04月) 上野駅正面玄関(2022年06月)
●駅舎外観はほとんど変わりませんが、手前の歩道橋が拡大されペデストリアンデッキになっています。
●駅舎内部はだいぶ変わっています。1981年当時、中央改札や切符売り場等を撮影していなかったことが悔やまれます。
上野駅広小路口横断歩道
上野駅広小路口横断歩道(1981年04月) 上野駅広小路口横断歩道(2022年06月)
●歩道橋がペデストリアンデッキに変わって、左の京成デパートが現在はマルイになっています。ガード近くのヤマシロヤ(玩具店)は今でも健在。線路向こうの西郷会館は建て替えられています。
上野駅2階バス
2階建てバス(1981年04月)
●上野と浅草を結ぶ2階建てバスは1981年04月から運転が始まりました。かなりの人気を博していた記憶があります。
●バスの両側に日章旗が掲げられていることから29日の昭和天皇誕生日だったかと思われます。
●バックの平和相互銀行も懐かしいです。当時、夜19時まで営業しており、使い勝手のいい銀行でした。

もう一つの北のターミナル

常磐線南千住駅の東側に広大な貨物ターミナルー隅田川駅があります。
貨物列車の他に荷物列車もここを起終点にしていました。撮影は、当時踏切であった山谷通りからです。

隅田川駅での入れ替え(1982年10月隅田川駅にて) 隅田川駅での入れ替え(1982年10月隅田川駅にて)
●荷物列車の入れ替えを貨物用の電気機関車EF15 157行っていました。左の写真の奥には本来の入れ替え用DD13(初期型)が写っています。
常磐線荷物4043列車
常磐線荷物4043列車(1982年10月北千住〜綾瀬駅間にて)
●上の入れ替え写真の右側の列車が荷物4043列車として下って行きました。

ページ上部に戻る
国鉄・JR最初のページに戻る 国鉄・JR 最初のページに戻る      
あこうホームページトップに戻る あこうホームページ トップに戻る     

写真、図版の無断複製転載を禁じます